【業務効率化】サラリーマンが業務効率化で得られるメリットと効率化する具体的な方法

業務効率化
そらまめ

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2019年4月に施行された「働き方改革関連法案」から約3年が経過しました。

「一億総活躍社会だ~」と声高々に宣言したあの勢いはどこへ・・・

一億総活躍社会とは、50年後も人口1億人を維持し、家庭・職場・地域などあらゆる場面で、誰もが活躍する社会のことです。

ではいったい働き方改革による一億総活躍社会が謳われるようになった背景は何だったのでしょうか?

改めておさらいしてみましょう。

少子高齢化による総人口・労働人口の減少

現状のままでいくと、2050年の総人口は9,000万人となり、生産年齢人口は5,000万人前後になると言われています。

そうなった場合、国全体の生産力と国力の低下は避けられない状況です。

なんとかして「労働力不足」を解消しなければならぬ!

そこで以下の3つの対策が考えられました。

・出生率を上げて未来の働き手を増やす
・働き手を増やす(女性や高齢者の労働市場への参加)
・労働生産性を上げる

1つ目と2つ目は、分かりやすい内容なので説明は省きますが、3つ目の「労働生産性を上げる」について深掘ってみましょう。

まずはこちらのグラフをご覧ください。

主要7か国労働生産性

 (出典:公益社団法人 日本生産性本部)

主要先進7か国の時間当たり労働生産性の日本の順位は、1,970年からずーっと最下位です。しかも2020年には更に下降しています。

これはコロナ感染症による影響ですが、日本のITリテラシーの低さが露呈した結果となりました。

逆にここまで低いと、「あとは上がるしかない!」と前向きに捉えたほうが良いですね。

では、どのような方法で労働生産性を上げるのか?です。

労働生産性を上げるには、業務効率化は避けて通れません。

では、業務効率化を図るには、どのような方法があるのでしょうか?

労働生産性を向上させる5つの方法

ムダ・ムリ・ムラをなくす

先ずは業務整理を行ってください。

いま行っている業務にムダがないか?そもそもその業務がムダではないか?

ムリなスケジュールになっていないか?スキルに見合った業務なのか?

業務がマニュアル化されていないことで、ムダやムリが生じていないか?

現状の業務を整理することはとても大切です。

業務効率化を考える前に、今の業務を整理することから始めましょう。

RPA(ロボティックプロセスオートメーション)

RPAとは、「人間が行うパソコンの画面操作を記録して、ロボットが人間の代わりに動作を代行して実行する」ことを指しています。

その代行してくれるロボットのことを、デジタルレイバー(Digital Labor)と呼んでいます。

既にRPAはさまざまな分野で活用されていて、金融・保険業界などを皮切りに、企業の導入が進んでいます。

昨今では、無料で利用できるRPAツールも出てきていますので、簡単な単調作業などはRPA化して業務効率化を図ることが可能です。

ペーパーレス化

多くの業務で使用する紙の書類をデジタル化することで、大幅に業務効率化できます。

例えば、契約書や請求書をデジタル化することで、コピー代や郵送費も削減でき、封入・発送の手間も省けます。

また、社内の捺印申請をデジタル化することで、各セクションの確認がスムーズとなり、結果的に時間短縮となります。

ビジネスチャットツールの活用

一日の労働時間の内、メール文作成に時間を割いている人は結構多いのではないでしょうか?

そのメールをビジネスチャットにするだけで、時間短縮が可能です。

「いつもお世話になっております。●●株式会社の〇×です。」みたいな堅苦しい挨拶をすっ飛ばして、用件のみをやり取りできるのがチャットの良いところです。

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情報共有・タスク管理システムを活用する

複数名で進めるプロジェクトなどは、常にリアルタイムで情報やスケジュールの共有が必須となります。

まだエクセルで管理されている企業も多いようですが、プロジェクト管理ツールを利用すると、タスクの振り分け、タスクの進捗管理、スケジュール管理が全て見える化されるため、部下やチームスタッフの状況が一目で把握できるようになります。

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業務効率化で得られる3つのメリット

業務効率化を図ることで、どのようなメリットを得ることができるのでしょうか?

重要案件やクリエイティブなことに時間を活用できる

誰にでもできる定型業務を自動化することができれば、もっと有益な業務に時間を確保することができます。

例えば、新規事業の立ち上げ、新商品の開発、取引先へのデザイン提案など、あなたにしかできない業務に時間を充てましょう。

クリエイター

上司からの評価が上がる

効率よく業務を遂行し、上司からの依頼に素早く対応できている社員は、普通であれば評価されるはずです。

期待以上のスピードと内容で応えていれば、あなたに他のメンバーにはない価値を上司は感じるでしょう。


もし、正当な評価がされない会社であれば、さっさと退職することをおすすめします。

また、定時時間内に業務を済ませ、残業代が発生しない社員は、会社にとって貴重な人材(人財)であるはずです。

副業時間を確保することができる

今やサラリーマンの副業は当たり前になってきました。

日本の賃金が上がっていない現状を考えると、収入源が1か所しかないという状況はリスクが大き過ぎます。

下記のグラフは「主な国の年間平均賃金の推移」。

主な国の年間平均賃金の推移

2000年からほぼ横ばい状態です。これから日本の景気が上向きになることも期待できません。

少しでも早く会社の業務を効率化して、副業時間を確保することをおすすめします。

まとめ

業務効率化で大切なのは、まず業務の整理から始めることです。日常行っている業務ほど当たり前になってしまい、ムダなことでもムダと気付いていないことがあります。

昨今では、便利なツールが安価に利用することができますので、ひとつひとつ試してみてはいかがでしょうか?

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