
ご覧いただきありがとうございます。
このブログを書いているそらまめ(@soramame_jitan)です。
いまわたしはある中小企業の役員をしています。
高校を卒業して、特にやりたいこともなく、たまたま面接に受かった企業にそのまま就職。
その後4年間で5社も転職して、やっといまの会社に落ち着きました。
そんな何も考えていなかった高卒がなぜ役員になれたのか?
自身のこれまでを振り返って、出世するためのポイントを5つにまとめました。
この5つを習慣化できれば、高卒でも中小企業で出世するチャンスは十分あります。
わたしの経験談が高卒サラリーマンの参考となればうれしいです。
上司から可愛がられる人になる
私は昔から目上の人の話を聞くのが好きだったんですよね。
そしていまの立場となってわかったことは、「上司は部下を飲みに誘いづらい」ということ。
世の中に同じような気持ちでいる上司の方はいっぱいいると思いますよ。
だから私が20~30代のころに上司のことをいつも飲みに誘っていたことは、
上司にとっては嬉しかったんだと思います。
こちらとしては、仕事の話もそれ以外の話もいろいろと学べて、それが無料で聞けるんですよ。
しかも酒と食事付!
誤解のないように一応言っておくと、今も昔も「出世したい」という気持ちは1ミリもなく、ただ「目上の人の話はおもしろい。」という本当に純粋な気持ちでした。
たまには説教が始まったりしてましたけど、そこは軽く聞き流せばいいんです!
こんな感じで上司とコミュニケーションを取っていると、
「上司がこれから何をしたいと思っているのか?」というのが見えてきます。
「そうか、この人はこうしたいのか。」と分かったら、その「こうしたい」が達成できるように協力すればOKです。
そうすると上司は、
「こいつ使えるな」⇒「こいつに任せたいな」⇒「こいつに権限を持たせよう」という気持ちになります。
まずは、上司とのコミュニケーションを大事にして、可愛がられる(=信頼される)ということですね。

信頼されると部下を守ることができるんです。
部下がなにかトラブルを起こしたときなど、自分が上層部に掛けあうことで、
「こいつがそう言うなら仕方ない」となったり、
「この人を課長に昇格させたい」という要望も聞き入れてもらいやすくなります。
誰を昇格させるかは自身にとっても重要なことですからね。
2つ上の上司をみる
中小企業の中間管理職の中には、「残念な人」が多く紛れています。
自身の経験では、紛れているというレベルではなく、ほとんどが「残念な人」です。
「残念な人」がどんな人かと言うと、
- 意思がない
- 言われたことしかやらない
- 能力がないのに権力をふりかざす
- 部下が困っているのに知らん顔
- 上にだけヘラヘラしている
みたいな人がゴロゴロいます。
だからチャンスなんです!
さきほど1章で「上司に可愛がられる人になる」という話をしましたが、わたしが飲みに誘っていたのは、直属の上司をすっ飛ばして、その上の経営者と仲良くしていました。
何度も言いますが「出世」を狙っていた訳ではありません。
直属の上司と飲みに行っても得るものはなく、その上の経営者と飲んだほうが楽しめるから自然とそうなりました。
そうして経営者とのコミュニケーションを取っていると、経営者の悩みも含めて話してくれるようになります。
次第にこちらの主張も酔った勢いで爆発させ、言い合いになったこともあります。
ここまできたら成功です。
前向きな意見のぶつかり合いであれば何の問題もないですからね。
経営者は孤独ですから、意見をぶつけてくる部下のことは歓迎してくれます。
信頼している部下に言われたらなおさら、そのときは反論してもどこかで考えてくれていますよ。
自分が苦手とすることを得意とする仲間をつくる
経営者の信頼を得ると、多くの重要な仕事を任されるようになります。
そこで苦しむのは、中小企業の主任、係長、課長あたりだと、マネジメントより自身がプレーヤーということがほとんでです。
へたしたら部長でも走り回ってますよね。
そんな状態で経営者から無理難題が降ってきますから、1人で対応するにはキャパオーバーになります。
だから「仲間を作る」ことが重要なんです。
とくに自分が苦手なことを頼める仲間は貴重です。
わたしは課長になったころ、毎日のように経営者と飲んでいて、仕事は部下に任せ、飲みに行くことを優先しました。

一見「自分は遊んで、部下に仕事を押しつけてひどい奴」と思われそうですが、わたしはそうは思いません。
自分がいなくても仕事がまわる組織にするということは重要なんです。
ただし、トラブルが起きたり、部下が問題を抱えているときに、フォローすることが重要です。
言いたくないことでも言う
多くの人は「人から嫌われたくない」と思いますよね。
それって自分が可愛くて自分自身を守ってるだけ。うちの会社もそんな人ばかりです。
管理職であれば部下に対して「ダメなものはダメ」だと言わないといけません。
部下は見ています。
「この人は厳しい上司だからちゃんとやらないといけない」
「この人は怒らないからほどほどやっておけばいい」
「この人は何も言わないから、頼まれたことも聞き流していい」
無意識に判断しているんです。
組織上は上司であっても、部下は心の中で、「上司のランク」分けをしています。
都合のいいときだけ怒らない上司や何も言わない上司を利用します。
わたしの部下はほとんどが大卒です。
大卒に向かって高卒が指導するんです。
それが組織ですからね。
以前は「この人たちは大学で何を学んできたのだろうか?」
と疑問に思ったこともありますが、学歴や年齢は仕事をするうえで関係ないんですよね。
部下に言いたくなことを言ってまで指導するのは上司にとってもストレスですが、部下からするとそれが本当の上司なんです。
上司次第でその部門は強くもなり弱くもなります。
出世を狙うのであれば、自部門を強くして結果を残しましょう。
勉強する
最後に「それか・・・」とがっかりした人も居るかもしれませんが、これは避けられません。
学校で学ぶことよりも、社会人になってからのインプットとアウトプットが大事です。
とは言え、私が社会人になってから勉強に目覚めたのは30歳を過ぎてから。
それまではTVゲームばかりやって廃人のようになってましたね。
最近は、インプットする時間を確保するために全力で時短「JITAN」してます。

いまはいろいろな方法で学べますよね。
「YouTube」「音声ラジオ」「e-ラーニング」「ネット」「本」。無料から有料までいっぱいあります。
学ぶことが苦手な人でも、これは習慣化してください。習慣化するには最低でも3週間は掛かるらしいですよ。
ライバルが遊んでいる間に差を付けましょう。
まとめ
1.上司から可愛がられる人になる
2.2つ上の上司をみる
3.自分が苦手とすることを得意とする仲間をつくる
4.言いたくないことでも言う
5.勉強する
までお話してきました。
1~4は出世するためのコツ。
5は出世していけば「学ばないといけない」という焦りで学ぶことになりますが、少しでも早くスタートすれば、それだけライバルとの差は広がります。
あくまでもわたしの体験談からの話でしたが、少しでも参考となればうれしいです。
99.7%の中小企業に務める高卒サラリーマンの活躍に期待しています。