社会人になるといろいろな選択肢がありますよね。
- サラリーマン一筋
- フリーランス×副業
- フリーランス
- 個人事業主 など
ある調査では、20~30代男性で「絶対に出世したい」と思っている人は、
およそ2割というデータがあるみたいですが・・・
そうなると逆にライバルが減って、出世しやすくなる気がしますね。
今回は「サラリーマン一筋で行くぞ~っ!」って人に、ぜひ読んでもらいたい内容です。
「そもそも、出世したほうが良いのか?」について、わたしの経験をまじえながら話していきますね。
そもそも、出世したほうが良いのか?
最初に結論をいってしまうと、サラリーマン一筋で考えているなら、出世したほうが良いですよ。
なぜか?
1.日本の会社員の平均年収は30年間上がっていない
2.同期が出世していくなかでの取り残された感がツライ
3.フリーランスになる能力が身につく
日本の会社員の平均年収は30年間上がっていない
2021年7月に「会社員の平均年収436万円。30年間上がらず。」というニュースが流れていました。
しかも、先進国で下がっているのは日本だけですよ。
衝撃的ですね。。。
日本はこれから先も平均年収は上がらないでしょう。
企業はバブル崩壊後の低成長期から抜けられず、現状の賃金を維持するのも難しい状況です。
日本が誇るトヨタも「終身雇用を守るのは難しい」と公言していました。
ずっと平社員のままでいたら、
一生わずかな昇給でサラリーマン生活が終わってしまいそうですよね。

それを打破する選択肢の1つとして「出世する」という道があります。
出世(=昇格)すると「役職手当」が付いて、ある程度まとまった額での年収増が見込めます。
では「役職手当」ってどれくらい付くのか?
実際は、企業規模や業績により役職手当の相場は異なるので、これはあくまでも参考相場としてみてください。
役職 | 役職手当(月/円) |
部長 | 70,000~90,000 |
課長 | 50,000~60,000 |
係長 | 10,000~30,000 |
主任 | 5,000~10,000 |
どうですか?
部長職となると、年収84万円~108万円の増額となります。
それだけ責任のある職務となりますが、やる気と能力があるのであれば、しっかりと手当をもらった方が良いですよね。
同期が出世していくなかでの取り残された感
これは、まったく気にしない人もいるでしょうし、気にする人もいるでしょう。
ちなみに、わたしはまったく気にならない人です。
なぜかって、20代で転職を繰り返して、いまの会社も中途入社ですから、同期もいませんし、「出世」にまったく興味がなかったというのが本音です。
ただ同期入社が大勢いる人はしんどいですよ。同期の部下になるということが起きますから。
一緒に新卒入社した同僚に昔のように接することが難しくなって、お互いに気まずい感じになります。
悶々と「同じスタートラインに立っていたはずなのに……」と考えはじめ、気付いたら嫉妬心メラメラになってしまったり。
そうならないためにも、早いうちに出世しておいた方が楽になります。
フリーランスになる能力が身につく
出世できたということは、何かしらのスキルが身についているはずです。
個人差はありますが、管理職になるとあらゆる「マネジメント力」が必要になるため、自然とフリーランスに必要なスキルが身についていきます。
いくら「自分がサラリーマン一筋!」と思っていても、いつ何が起きるか分かりませんからね。
会社が倒産するかも知れませんし、リストラ対象となるかも知れません。
そうなったときの保険のために、サラリーマンをやりながら、多くの経験を積んでおくことをおススメします。
過去にわたしは1回だけ部署異動願いを会社に提出し、希望通り部署を異動することができました。
その後も5回の部署異動を経験しましたが、最初の1回以外はすべて会社からの辞令です。
そのときは、いちいち「え~、なんで急に???」と不満を口にしていましたが、今となっては良かったと思っています。
そのお陰で「明日リストラされても何とかできる」と思えるようになりました。
最近読んだ本で、とても参考になるものがありました。
サラリーマンYouTuberのサラタメさんが書かれた「シン・サラリーマン」です。
サラリーマンの悩みをひとつひとつ丁寧に解決してくれますよ。
著者は「出世」より「3つの武器」リーマン力×副業力×マネー力を身につけ、今やYouTuberとしても活躍されています。
興味のある方はこちらからどうぞ⇒「シン・サラリーマン」
結局、サラリーマン一筋で生きるにしても、フリーランスになるにしても、武器を身につけておいたほうが良いということですね。
最後にデメリットもお伝えしておきますね。
デメリットは?
これも人それぞれではありますが、
- 上層部にはめんどくさいオヤジがいっぱいいる
- 上にいくほど孤独になる
大きくはこの2つです。
上層部にはめんどくさいオヤジがいっぱいいる
やはり上を目指している人たちというのは、良い意味でも悪い意味でもギラギラしていて、自己主張が強いんですよね。
自己主張が強いということは、当然強い意志があるということなので、一概に悪いとは言えません。
ただ、その主張が私利私欲のためなのか?会社のためを思ってのことなのか?
中には自分のことしか考えていないオヤジがいますからね。そういう人とは距離を取るようにしましょう。
上に行くほど孤独になる
日本の組織の多くはフラット型ではなくピラミッド型です。
そうなると当然、上に行くと三角が小さくなる=同じ立場の人が少なくなる。ということになります。
そうすると、重要なことを誰かに相談したいな。と思っても、周囲にはギラギラしたオヤジしかいない。ということが起きたりします。
上に行けば行くほど、同僚や部下に話せないことが増えていきます。
ですから「自分の頭で考える」ということが多くなるんです。しかも限られた時間の中で多くのことを「決断」しなければいけません。

でもこれは管理職からその上の経営者を目指す人であれば、「自分の頭で考える」習慣を身に付けておいたほうが良いですよ。
気軽に「フリーランスになろ~」といって、いきなりサラリーマンを辞めてフリーになる人がいますが、
フリーになるということは全て自分で決めていくことになりますからね。
サラリーマン一筋でいくにしろ、違う道を選ぶにしろ、「自分の頭で考える」習慣を身につけておきましょう。